あなたには自分を理解してほしい、もっとわかってほしい、と思った経験はありますか。これは、スピリチュアル心理用語でいうと、承認欲求と言われているものです。
承認欲求とは、他人から認められたい、自分を価値ある存在として認められたいという欲求のことを言います。
承認欲求がある時、それを外から満たそうとすると、なかなか埋められるものではありません。承認欲求が生まれるのは、幼少期に自分が認められなかったという経験からくる事が多いです。
そんな時に、外から認めてもらおうとすると、認めてもらいたいというそのエネルギーが逆に周りを遠ざけてしまい、承認欲求はいつまでたっても満たされません。承認欲求を満たしたい時、一番わかりやすい方法、それはまずご自身で自分自身を認めてあげることです。それにより、外から承認を得るのではなく、自分の内側から自分を承認する、そんなプロセスがお勧めです。
では、自分を認めるにはどうしたら良いか。それは、まず自分の存在を認めてあげることです。
大勢の人は、条件付きの愛で、条件付きの承認のもとで育って、自分が認められていないと感じてしまいます。でも、その場合には、あれをしたら認められる、これをしたら褒められるということで、自分を縛ってしまいがちです。
そんな時にお勧めなのが、何もしなくても、生きているだけで、存在しているだけで、自分が生きていることが素晴らしい、毎日いろんな経験をしている、成長している、それが素晴らしいと手放しで認めてあげること、これが自己承認の第一歩です。
自分で自分を認めてあげる、しかも何もしていなくても認めてあげる、そんなあるがままの自分、生きている自分を認めてあげるだけで、自分という存在がより高く感じられ、価値を感じられ、そして自分を認めやすくなります。
自分で自分を認めると、他人の承認を要求する気持ちがどんどん減っていきます。それにより、承認を得たい、承認が得られない、なのでもっと承認を欲する、という無限のループから抜けることが出来ます。
他人からの承認が欲しいという方は、幼少期に自分が認められなかったという経験がほとんどだという話はすでにしました。幼少期の穴を過去にもどって埋め治すことはできません。しかし今のあなたがその穴を、自分を認めてあげることで埋めていくことはできるのです。
そして、今のご自身のセルフイメージが、認識が変わると、過去が生まれ変わります。過去の事実が変わるのではなく、過去の出来事の解釈が変わっていくのです。
こんな形で、あなたの承認欲求と向き合ってみてはいかがでしょうか。