今日のタイトルでピンとくる方はどれくらいいるでしょうか。意味合いは「他人は変えられないが、自分は変えられる」ということです。
様々なシーンの人間関係で、意見が合わない、または自分の考えと異なる視点で相手が考えを押し付けてきたというケースは、どなたでも数多く経験されてきたと思います。
そういったケースで、相手の考えを何とか変えたいという思いから、説得に走る方は多いのではないでしょうか。単に情報量の違いから、間違った判断を相手がしている場合を除いて、他人は変えられないということを意識した方が良いということです。仕事上の問題であれば、ディスカッションすることによってあるべき姿を導き出すことが出来ますが、生き方や人生観という領域では、他人を変えることはほぼ不可能だと言えます。
と言ってしまうと、友人や職場の同僚で自分と違う考えの人とは永遠に相容れないということかと考えがちですよね。
実はそうではありません。「自分は変えられる」という言葉をよく考えてください。あなたから見れば友人や職場の同僚は他人となりますが、お相手自身から見れば自分なのです。つまり、お相手自身が変わろうと思えば変われるということです。
理解いただけたでしょうか。あなたの説得だけで他人の考えを変えることは困難ですが、あなたの生き様を見せ続けることで、あなたのような考え方を持つことでお相手から見てうらやましい生き方をしているなとか、自分もそうなりたいと思ってもらえれば、そこからがお相手の変化のチャンス到来ということになるのです。
言い換えると、他人が自分の考え方を変えようと説得してきた場合には、耳のシャッターはガチャンと降りてしまいます。しかし、自分の考え方に自信を持てなくなり、別の考え方もあるのかなと思いだした時にはシャッター全開で情報収集に入るということです。
スピリチュアル的に説明すると、魂の成長に必要な話は、ガイドが、意固地にならずこの人の話を聞いてごらん、とメッセージを発信して導いてくれるのです。
お相手からあなたの考え方を聞かせてと言ってもらえた時には、自信を持って話してあげましょう。